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医療機関検索
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医療計画と糖尿病の医療連携について
平成19年に施行された「良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律」に基づいて、各都道府県は、地域の実情を考慮した医療計画を立て、公表しています。この計画をもとに、地域でそれぞれ役割の異なる医療機関がその役割を分担して糖尿病の診療にあたる(連携する)ことを目指して体制の整備を進めています。実際の連携の際には、施設間で患者さんの紹介・逆紹介を行っています。
糖尿病の医療連携における各医療機関の役割
初期・安定期治療を担う医療機関
- 糖尿病の診断をする。
- 糖尿病のコントロールを良い状況に保つよう食事運動など生活習慣についての指導をし、必要な検査・治療を続ける。糖尿病教室の受講をすすめる。
注:定期的に慢性合併症の検査をする(例:尿アルブミン検査)、検査を依頼する(例:眼底検査)。
注:合併症が出現した場合は、〈慢性合併症治療を担う医療機関〉に紹介する。
注:糖尿病のコントロールが不良(例:HbA1C 8%以上が続く、体重、血圧、脂質のコントロール不良)であれば、〈専門治療を担う医療機関〉に紹介する。
注:急性増悪期には、〈急性増悪期治療を担う医療機関〉に紹介する。
専門治療を担う医療機関
- 糖尿病教室・教育入院などで必要な生活習慣の指導、合併症の精密検査をする。
- 治療全般を見直し、必要なら治療法を変える。
- 専門性が求められる(例:糖尿病の方の妊娠)治療を行う。
注:糖尿病のコントロールが良くなれば、初期・安定期治療を担う医療機関に逆紹介する。
急性増悪時治療を担う医療機関
- 糖尿病性昏睡など急性の合併症に対応する。
注:糖尿病のコントロールが良くなれば、初期・安定期治療を担う医療機関に逆紹介する。
慢性合併症治療を担う医療機関
- 合併症の進行を阻止する/遅らせるよう治療をおこなう。
- 透析など慢性合併症の維持治療を行う。