メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ

トップページ > 一般の方へ > お知らせ > インスリン治療をGLP-1受容体作動薬に切り替えた際の高血糖

インスリン治療をGLP-1受容体作動薬に切り替えた際の高血糖

2010年10月6日掲載2010年10月13日改定版掲載、2010年12月20日再改定版掲載

患者・一般向け情報

リラグルチド(商品名 ビクトーザ 2010年6月国内販売開始)とエキセナチド(商品名 バイエッタ 2010年12月国内販売開始)は2型糖尿病の方の血糖を下げる、GLP-1受容体作動薬という新しい種類の薬です。GLP-1(インクレチンと呼ばれるホルモンのひとつ)と同じように膵臓に働いてインスリンの分泌を促すことにより血糖を下げます。単独で、あるいは経口糖尿病薬といっしょに使われます。リラグルチドやエキセナチドは、インスリンそのものではありませんので、これを注射しても、もしインスリンが充分に出なければ、血糖値は下がりません。

インスリンの分泌が高度に低下しているためにインスリンで治療されている糖尿病の方の場合、インスリン治療をリラグルチドやエキセナチドによる治療に切り替えると、血糖値が高くなり、糖尿病性ケトアシドーシスなどを発症することもありえます。

注意

インスリン注射からリラグルチド注射やエキセナチド注射に切り替えた方は、特に切り替えの直後に血糖値について主治医と連絡を密にとり、こまめに血糖を測定する必要があります。血糖値が高ければ、必ず主治医にご相談ください。

医療関係者向け情報

『インクレチン(GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬)の適正使用に関する委員会』が、これらの薬剤を安全に使用するための勧告を行っております。これらの薬剤を使用する場合には、上の「患者・一般向け情報」に記載した事項に加え、下記のサイトを必ず参照してください。

リンク先

厚生労働省医薬食品局安全対策課安全使用推進室

ビクトーザ皮下注18ミリグラムのインスリン治療からの切り替えによる糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖の発症について(外部リンク)

日本糖尿病協会ホームページ

日糖協 新着情報【医療従事者向け】「インクレチンとSU薬の適正使用について」(外部リンク)

日本糖尿病学会ホームページ

ビクトーザ(R)皮下注18ミリグラムに関する安全性情報(2010年10月12日)(外部リンク)
「インクレチン(GLP1受容体作動薬とDPP4阻害薬)の適正使用に関する委員会から(2011年9月29日更新)(外部リンク)

ノボノルディスクファーマ社

リラグルチド(遺伝子組換え)安全性情報(外部リンク)

このページに関するアンケート

Q1 あなたの年代を教えてください。
Q2 あなたの性別を教えてください。
Q3 あなたと「糖尿病」のかかわりを教えてください。
Q4 このページの情報は分かりやすかったですか?
Q5 このページに対するご意見をお聞かせください。

個人のご病気などについてのご質問やご連絡先などの個人情報に関するご記載はしないでください。こちらにご記載頂いた内容についてはご返答致しません。予めご了承ください。