New criteria for 'obesity disease' in Japan.

最終更新日：2011年2月8日

タイトル

日本のメタボリックシンドローム腹囲基準値の妥当性は低い（2）

Examination Committee of Criteria for 'Obesity Disease' in Japan; Japan Society for the Study of Obesity.

P(対象者)：成人日本人(平均年齢55歳,男性775人,女性418人)
I(検査)：腹囲測定(全例)
C(比較対照)： BMI,腹囲/ヒップ比、腹囲/身長比(全例)
O(アウトカム)： CTにて測定した内臓脂肪面積と最も相関が高かった項目は？

デザイン：横断研究

最も相関が高かったのは男女とも腹囲であった。

男女別	相関係数	p値
男	0.68	<0.0001
女	0.65	<0.0001

対象としているのは一部の集団なので一般性は分からず他の地域・年齢層の集団での一般性は不明。また、回帰式・検定法は不適切であり、捻出された相関係数の評価は不能。妥当性は低く、そもそもこの診断基準で臨床アウトカムを予測できるのかいまだに不明。