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Productivity of authors in the field of diabetes: bibliographic analysis of trial publications.

最終更新日:2015年8月4日

タイトル

血糖降下薬のRCT論文の約3割は製薬企業社員とそのパートナー医療者によって書かれている

著者

Holleman F, et al.

掲載誌

BMJ. 2015 Jul 1;351:h2638(PubMedへリンクします。)

臨床問題

対象:血糖降下薬のRCT
条件:1993年1月-2013年12月31日
アウトカム:論文量産者の特徴とCOI

研究方法

デザイン:PubReMinerによる分析

結果

該当する論文は3782本あり,総著者は13592人であった.トップ論文量産者110人によって991本が書かれていた(同110人は1227本の著者として連名されていた).その110人のうち48人は製薬企業社員であり,残りの62人は製薬企業のパートナー医療者であった.991本のうち439本に医学ライターにより執筆されており,そのうち約半数はスポンサーが提供したライターであった.

コメント

製薬企業員が著者に入っている際は割り引いて解釈するように以前からこのEBM情報コーナーで注意を喚起しているが(備考1),これほど多いのは驚愕に値する.降圧薬の「日本発エビデンス」のように社員がカムフラージュされていることもあるため,実際にはもっと商業的バイアスがかかっていることが懸念される.
それでも有名誌がこのような論文を「好んで」掲載するカラクリは備考2を参照.

備考

1 http://ncgm-dm.jp/center/ebm/10000/10030.html  
2 http://ncgm-dm.jp/center/ebm/20000/20041.html

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