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National, regional, and global trends in systolic blood pressure since 1980: systematic analysis of health examination surveys and epidemiological studies with 786 country-years and 5・4 million participants.

最終更新日:2011年4月5日

タイトル

世界的に血圧は増減傾向がない(日本は低下傾向)

著者

Danaei G, et al.

掲載誌

Lancet. 2011;377:568-577.(PubMedへリンクします。)

臨床問題

P(患者):世界各地の成人(25歳以上)
I(条件):最近10年間
C(比較対照):約30年前
O(アウトカム):血圧の推移は?

研究方法

デザイン:世界各地の種々の疫学データからベイズ階層モデルにより平均BMI値を推定
期間:1980年から2008年まで

結果

199カ国540万人のデータが集積された.2008年の年齢調整平均収縮期圧は男性128.1mmHg(95%不確実区間126.7から129.4),女性124.4mmHg(95%不確実区間123.0から125.9)であった.世界的な10年ごとの収縮期圧変化は男性で-0.8mmHg(95%不確実区間-2.2から0.4,事後確率0.90),女性で-1.0mmHg(95%不確実区間-2.3から0.3,事後確率0.93)であった.日本人(報告数61件,男性約122万人,女性約100万人)は男女とも低下傾向であった.
アウトカム1980年平均収縮期血圧(不確実区間)2008年平均収縮期血圧(不確実区間) 
日本人男性 137(134から140) 130(127から133) 日本人女性
131(128から134) 122(119から125)    

コメント

膨大なデータに基づき全世界的に収縮期圧はほぼ横ばいあるが日本では低下していることが示された.なお日本人の収縮期圧低下度はアジア他国の平均低下度と男女ともほぼ同等であった.
この解析結果を解釈する際には次の点に留意する.各疫学データは国際的一斉調査ではないので調査法や国内地域差や調査回答率の点で妥当性が低かったり信頼性が低かったりする可能性がある.また,同一コホートを追跡していない点でも妥当性が高くはない.服薬率が不明である点でも医学的妥当性はやや低い.

備考

不確実区間と事後確率はベイズ階層モデル(成書参照)による区間推定と確率であることに注意

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