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Effect of periodontal treatment on glycemic control of diabetic patients: a systematic review and meta-analysis.

最終更新日:2011年2月8日

タイトル

歯周病治療により血糖管理は改善する

著者

Teeuw WJ, et al.

掲載誌

Diabetes Care. 2010;33:421-7.(PubMedへリンクします。)

臨床問題

P(患者):糖尿病患者
I(治療):歯周病治療
C(比較対照):歯周病治療なし
O(アウトカム):血糖管理が改善するか?

研究方法

デザイン:メタアナリシス(無作為化比較試験3件および非無作為化比較試験2件・全371人)
盲検化:なし
追跡期間:3から18週間

結果

HbA1cは0.4%有意に低下した。
アウトカム両群差95%信頼区間
HbA1c(5件) -0.40% -0.77から-0.04%
空腹時血糖(3件) 2.30ミリグラム/デシリットル -13.64から18.24ミリグラム/デシリットル

コメント

歯周病は感染・炎症の側面から、糖尿病の合併症としても血糖管理の影響因子としても注目されてきている。この結論は、治療法(抗菌薬・抜歯など)・歯周病の定義の違いにともなうバイアスや追跡期間(多くは3ヶ月)のばらつきのために一般性には欠けるものの糖尿病における歯周病の管理の有効性が示唆された。より質の高い長期研究での追認が望まれる。

備考

(*)Pepine CJ, et al. A Calcium Antagonist vs a Non-Calcium Antagonist Hypertension Treatment Strategy for Patients With Coronary Artery Disease: The International Verapamil-Trandolapril Study (INVEST): A Randomized Controlled Trial. JAMA, Dec 2003; 290: 2805 - 2816.
(**)ACCORD Study Group. Effects of intensive blood-pressure control in type 2 diabetes mellitus. N Engl J Med. 2010;362:1575-85.

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