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ご利用にあたって
2011年9月13日
このたびは、"国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター 糖尿病情報サービス"ホームページにアクセスしていただき、誠にありがとうございます。
『糖尿病情報サービス』のご利用にあたって
医療計画と糖尿病の医療連携について
平成19年に施行された「良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律」に基づいて、各都道府県は、地域の実情を考慮した医療計画を立て、公表しています。この計画をもとに、地域でそれぞれ役割の異なる医療機関がその役割を分担して糖尿病の診療にあたる(連携する)ことを目指して体制の整備を進めています。以下に一例を示します。
糖尿病の医療連携の例
初期・安定期治療を担う医療機関
- 糖尿病の診断をする。
- 糖尿病のコントロールを良い状況に保つよう食事運動など生活習慣についての指導をし、必要な検査・治療を続ける。糖尿病教室の受講をすすめる。
注:定期的に慢性合併症の検査をする(例:尿アルブミン検査)、検査を依頼する(例:眼底検査)。
注:合併症が出現した場合は、〈慢性合併症治療を担う医療機関〉に紹介する。
注:糖尿病のコントロールが不良(例:HbA1C 8%以上が続く、体重、血圧、脂質のコントロール不良)であれば、〈専門治療を担う医療機関〉に紹介する。
注:急性増悪期には、〈急性増悪期治療を担う医療機関〉に紹介する。
紹介と逆紹介
専門治療を担う医療機関
- 糖尿病教室・教育入院等で必要な生活習慣の指導、合併症の精密検査をする。
- 治療全般を見直し、必要なら治療法を変える。
- 専門性が求められる(例:糖尿病の方の妊娠)治療を行う。
注:糖尿病のコントロールが良くなれば、初期・安定期治療を担う医療機関に逆紹介する。
急性増悪時治療を担う医療機関
- 糖尿病性昏睡など急性の合併症に対応する。
注:糖尿病のコントロールが良くなれば、初期・安定期治療を担う医療機関に逆紹介する。
慢性合併症治療を担う医療機関
- 合併症の進行を阻止する/遅らせるよう治療をおこなう。
- 透析など慢性合併症の維持治療を行う。
私ども糖尿病情報センター情報サービスでは
- 多くの糖尿病の方に、専門家が糖尿病について解説する『糖尿病教室』に参加していただく。
- 多くの糖尿病の方に、栄養指導などの生活習慣指導に参加していただく。
- 多くの糖尿病の方に、病状に応じた治療を適切な時期に適切な医療機関で受けていただく。
- 多くの医療スタッフの方が糖尿病診療・療養指導に関するセミナー・講演等を受講する機会に恵まれることを願っております。
『医療機関検索』のページは、
- 糖尿病の方、かかりつけ医に糖尿病教室や栄養指導、いわゆる教育入院などをうけることができる医療機関の情報を提供すること、
- かかりつけ医に対して、専門的治療や急性増悪期の治療、先進医療を担う医療機関の情報を提供すること、
- 専門的治療や急性増悪期の治療を担う医療機関から『安定期治療を担う医療機関』への逆紹介の情報を提供すること、
- 糖尿病診療・療養指導を担う医療スタッフの方に、糖尿病に関するセミナー・講演等を行う施設の情報を提供することなどをめざして作成しました。
『医療機関検索』の使い方
- 医療機関検索
平成21年4月時点、およびそれ以降に日本糖尿病学会認定教育施設あるいは教育関連施設となった病院と有床診療所にアンケートを依頼し、その回答を原則と してそのまま掲載しています。名称あるいは所在地(都道府県)を指定して検索ボタンを押してください。なお大学病院など病院内に複数の日本糖尿病学会認定教育部署がある場合には、そのすべてを含む回答である場合とそのうちのひとつの部署の回答である 場合があります。
アンケートにご回答くださった全国の日本糖尿病学会認定施設の先生方に深謝いたします。 - 各都道府県の医療計画に基づく糖尿病診療機関の情報
各県が医療計画の中で公表している糖尿病診療機関情報にリンクしています。各都道府県により、公表している情報の内容は異なります。各都道府県の糖尿病の医療連携体制等、さらに詳しい情報については関連リンク集「各都道府県の医療計画」をご参照ください。 - 外部リンク
- 日本糖尿病協会の日本糖尿病協会登録医・歯科医師登録医(日本糖尿病協会 ホームページにリンクします。メニューバー 「医師医療機関リスト」「歯科医師医療機関リスト」からお入りください。)
- 日本糖尿病学会の学会認定糖尿病専門医の情報が検索できるよう外部リンクを設けました。
- ここに掲載した情報はその後変更されている場合があります。具体的に受診等をお考えになる場合には、必ず当該の医療機関に情報の内容についてお電話で、ご確認ください。
『地域連携パス情報』のご利用にあたって
糖尿病診療にかかわる諸機関の連携には、糖尿病の方に、いつどこを受診し、どのような検査や指導をするのかについての説明が欠かせません。またそれらの結果についての情報を連携する諸機関が共有することが望まれます。このような、医療連携のガイド役を果たすものが、地域連携パスです。
- 地域連携パス情報のページでは、すでに地域連携パスを運用されている地域の中から、これから地域連携を立ち上げようとしている地域の方の参考になることを願って、リンクを許可してくださった施設・組織のご好意により、
- 糖尿病地域医療連携パスの紹介等があり、連携パスシートなどがダウンロードできるサイト および
- 糖尿病地域医療連携・地域連携を支える取り組み等についての紹介があるサイト
- 各都道府県が作成している保健医療計画に、糖尿病地域連携パス導入の有無を公開しているサイト
- 糖尿病地域医療連携に取り組んでいる各地からの報告
へのリンクをご案内しています。 これから地域連携を立ち上げようとしている地域の方の参考になることを願っております。
『EBM論文情報』のご利用にあたって
『EBM論文情報』のページでは医療従事者向けに論文の読み方についての解説や診療に活用できる診療マニュアル、論文の批評を掲載しています。糖尿病に関する知識を深めることにお役立てください。
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